【若手社会人へ】〜幹事大失敗編〜
会社の飲み会に幹事となった自分。
初めての幹事は以外にもたくさんの仕事があります。
それを一つ一つこなして来ました。
そして、いよいよ決戦当日。
集金もすまし、スケジュール表も作成。
準備万端!と思っていましたが、
自分の描いたイメージ通りには進まないのが、世の常です。
集合時間になっても人が集まらない…
仕事を早めに終わらせてもらい、会場には一時間前に到着。
しかし、開始時間の20:00になっても、集まったのは幹事である僕と、
店を押さえてくれた上司だけ。
本当に不安な気持ちになりました。
自分の送ったメールに誤りがあったんじゃないか?
時間は書いていたっけ…。
心配なスタートです。
たしかに、仕事で大変なのはわかるし、同じ部署だから大変さもわかるんですが
時間は守って欲しい…。
20:00を少しすぎたあたりから、ポツポツと集まるものの、
主役である部長が来ない…。
20:15にようやく部長が来られ、
参加人数が12名になり、予定から20分すぎて、懇親会がスタートしました。
幹事の挨拶で名称を間違う…
まずは幹事である自分が挨拶し、今回の懇親会の趣旨説明をする。
それから、部長の挨拶をいただき、乾杯〜。
という流れを想定していました。
しかし、いきなり躓きます。
僕は幹事挨拶の際、部署の略称を言ってしまったのです。
僕:『今回は、○○部の懇親会でお集りいただき…:』
課長:『○○部じゃないよ。○○推進部だろ。』
という感じに…。
僕らが普段職場で使う言葉は業界の専門用語だったり、その職場でしか伝わらない
言葉をたくさん使っています。
職場で常に使う一言は、外に出れば伝わらない言葉であることが多いです。
そして、会社の飲み会は、
”オフィシャルな場”
”仕事の延長”
と考え、行動し、発言することが望ましいでしょう。
何気ない一言が自分の印象や、イメージを作り上げてしまうことも
十分にあり得るのです。
(そんなことがないように、原稿を作り課長に渡したんですけどね…。)
考えていた順番が一言で変えられる…
部長の挨拶、乾杯が終わると、部長と初顔合わせという方も多い
ということもあって、自己紹介を30秒程度で行ってもらうことを考えていました。
(こういうものは中締めでやるべきなんですが、ウチの課長の話は長いことで有名なため中締めで行うと自己紹介+課長の印象を紹介してしまうためグダッてしまう)
僕:『○○部長、有難うございます。
では、部長と今回初顔合わせの方も多いということで、30秒程度自己紹介を…。』
社員Y:『はぁ?。順番おかしいでしょう。ご歓談でそんなものは中締めで行うべき
でしょう。』
僕:『ですよね〜。では、しばしご歓談を…。』ニコニコ
※社員Yさんは、会場に来ている中で3番目に偉く、課長との付き合いも長い。
という訳で、僕が考えた順番は上からの命令で立ち消えになりました。
しかし、社会人なれば、
自分が時間をかけて考えたもの、自分が行うハズだった仕事が
一瞬にしてなくなることは珍しいことではありません。
大切なことは、
”起きてしまった後、リカバリーをいかに早くするか”
です。
(会の中盤に自己紹介をするも、案の定グダリました。
課長とどんだけ長く仕事してんだアンタは?)
しかし、乾杯が終わり、ヤマ場は過ぎたかな。
と落ち着いた僕にさらなる試練が訪れるのです。
カルアミルクがピッチャーでくる…
その予兆は、乾杯の前からありました。
オーダーを取りにきてくれた店員Aさんは明らかに新人さん。
どうも、ぎこちない様子だし、時間がかかる。
そして、オーダーを取ったあとも、なかなかグラスが来ない。
『おい、大丈夫か…。』
会場にそんな空気が流れます。
僕、全身に冷や汗が流れます。
僕はキッチンに走ると、現場を仕切っていそうな方(店員B)と
お客さんが揉めていました。
どうやら、頼んでいたビールが来ないとのこと。
『おいおい…マジかよ。』
と思いつつ、グラスをお願いしました。
現場の頭数が明らかに足りない様子でした。
そして、スタッフさんもその状況を諦めている様子でした。
(業種は違いますが、頭数が足りずどうしようもない、みたいな状況は何度か遭遇した
経験があり、大変な気持ちも十分わかるんですが、誠意はみせてほしかった…。)
なかなかグラスが来ない状況にしびれを切らした課長から
『おい、大丈夫か。どうなってんだ。』
と聞かれ、
『スタッフが足りてないみたいです。他のお客さんの注文も来てないみたいです。』
と伝えると、
課長はひどく残念そうな顔をされました。
それが、会場の空気がさらに悪くなってしまいました。
上の人の出す雰囲気は大切です。
上の人が雰囲気が悪い時、周りは気を遣ってしまいますし、
当然仕事の効率も落ちます。
自分がどのように働いているか、改めて見直さないといけない…。
と今になって思います。
閉話休題。
ようやくグラスが来て、挨拶と乾杯が終了し、
僕は店員Aさんにオーダーをお願いします。
僕:『ビールをピッチャーで3つ。それからカルアミルクをください。』
店員A:『カルアミルクはピッチャーになります。』
ファッ!?
僕:『カルアミルクがピッチャーで来るんですか?』
店員A:『はい。』
結局、カルアミルクはピッチャーで頼みました。
予想外の出来事が続き、テンパる僕。
後半へ続く…
有るを尽くす