『その根拠は何だ?』場当たり的な考え方を改めるキッカケになった一言。
僕(@steavejobs0814)は
管理者として、今仕事をしています。
管理職共通のテ ーマである、
少しずつ仕事に慣れてきましたが、
まだまだ、できてない部分が多く、
『あれも、できん、これも、できん。』
という状態です。
でも、この管理者の仕事を通してわかったことは、
悩んだり苦労していない 、
創意工夫していない 、
頭を使わずに仕事をしていると、
管理者(上の立場)にたってもろくな指導ができないということです。
どんなに年が経っていても、
若くても、仕事の裁量権が広くても、
先輩から後輩への技術指導の内容は
さほど変わらないと思うのです。
管理者に求められるのは 、
部下にどうすれば実践力をつけることができるかということなのではないかと思います。
「自分が壁にぶつかったときは 、こう対処した 。おまえも一度やってみんか 」
といったアドバイスができるようになるには 、
やはり下積み時代からしっかり考え 、悩み 、苦しんでおかなければならない んです。
そのなかから方法、対策を見つけ、その人に合ったモノを伝えることが大切です。
そういうことが将来 、多くの部下をまとめる管理者になったときに必ず活きるのではないかと思います。
ただ、僕はこの下積み期間が短いまま、
管理者となりました。
どんな仕事においても 、
いいものをつくる 、いい結果を出すには自分が得た経験がベ ースとなってきます。
ただ、この経験値不足はどうしても否めないのです。
管理職共通のテ ーマである、
この部下がどうしたら活きるか?
を考えるために必要なコト。
『人を活かす』
そのためには 、まずその人の特徴や、強みを見極める必要があります。
どんなに些細なことでも、自分が経験しておかないと最適解などわかるはずもないし、当然いい指導ができるわけがありません。
また、自分の経験を部下に一方的に伝え、頭ごなしに 「だからおまえもやれ ! 」と怒鳴っても部下はついてきません。
(僕も一番苦手なタイプです…。)
その人なりの感じ方や感性があり 、
ただ漠然と話しても聞く耳をもってくれないし、
『なんや、あいつは。』
となるわけです。
野村監督の『問いかけ方』
僕は野球が好きで、その中でも楽天イーグルスや、ヤクルト等のチームを常勝チームに作り上げた組織論や、人材育成の部分に深く感銘しています。
その中で、
球界一のキャッチャーとなった古田克也さんへの指導法を参考にしたいと思います。
野村監督は、古田さんに常に問いかけていたのが、
『根拠は何だ?』
というものです。
あの一球の根拠は?
あのコースを選んだ根拠は?
を問いかけ続けたそうです。
これは、指導者側の狙いとして、
⑴部下が何を考えながら、仕事をしているのか?を見る
⑵頭ごなしの指導とならないよう、
まずは相手に話してもらう
⑶ある程度決まっている落とし所を指導する人とともに見つけ出す
のではないかと思います。
選んだ根拠は何か?
が明確であれば、建設的な話し合いとなるし、
明確でない場合は、業務における目的や狙いを伝えることが改めて伝えることができます。
これは、自分の人生における経験から導いたものです。
なぜこの答えが導けたのか?
それは、
・詰め込み、詰め込みだといつか限界がくる
・自分なりの考え方で、あ〜でもない、こ〜でもないと考えながらやることが、
本質的な自分の力となる
・頭ごなしに指導するヤツがムカつく
からです。
仕事をする上で、
もっともっと考えながら、仕事をしないといけません。
今は、辛いかもしれないけど、
この経験を次に活かさないといけないからです。
考えずに仕事するほうが、何倍も楽だし、自分が怒られません。
でも、その楽が、
2、3年後に必ず自分に返ってくると思います。
そのためにも、
『根拠は何だ?』
という問いかけを常に忘れないでいきたいですね。
有るを尽くす
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