職場で弱者な自分を変える〜今まで僕は弱者だった、でもこれからは…〜
『管理者みんなあなたのことを心配しているよ』
今日の現場マネージャーとのミーティングでそんなことを言われた。
今日突然ミーティングをやる、
といわれ、遂にきたか、と思った。
言われることは、先日のミスの件だと思った。
でも、上司が伝えたいことはそんなことじゃなかった。指摘されなかったか、と言われれば、嘘になるけど
言われたことは、もっと初歩的なことだった。
『成瀬くん、あなた現場の管理者の人達や、他のスタッフさんとコミュニケーションとってる?』
一番痛いところをつかれた、でも今の自分が今一番抱えている問題だった。
そもそも、前回のミスでも、ケアレスミスが多いことも、わかっている人に確認すれば、解決できたものだった。
ミスした日も、申し訳なかったり、恥ずかしかったり、悔しかったりで、面と向かい、同僚の人に謝罪できなかった。
失敗をした後、切り替えることができず、仕事に集中できていなかった。
でも、例え失敗しても、わからないことがあっても、そこに信頼や思いやりがあれば、余計なストレスを感じないですむ。
自分は普段から遠慮がちだったり、余計に気を使ったりしてしまっていた。
そのことがストレスになっていた。
”関係作り、積極的にやってますか?”
その日の帰り際、
自分が以前行っていた管理簿の数字が間違っていた。
僕が間違っていたとき、
僕の上司は、
『また、ここの数字間違ってるよ…』
と残念そうに言った。
でも、今日ミスをしたAさんに対しては、
『この数字間違ってたよ、ハハハ』
というような、軽いノリで話していた。
『なんだ、この違いは…』
『どうしてあの人には、あんな反応だったんだろう?』
なんて、考えていたけど、
要は、なんでも信頼関係で成り立っているんだと自分はその時思った。
そして、現場で仕事をする時は、プレゼン力とか、企画力とか、問題解決能力とかではないんだ。
”同時に僕は、職場の弱者なんだ、と改めて気づかされた。”
今までの自分は極力仕事以外の話をすることが嫌いだった。
自分が話している瞬間にも、お金が発生しているし、そんな時間があるなら、
資料一つ自分で作ったり、作業を確認したり、企画を考えるほうが自分にも、会社のためにもなると思っていた。
それは違っていた。
確かに自分で考えること、自分のための時間も大切だ。
でも、自分が考えていたことは、現場の都合でできなかったり、長い間同じ職場で働くスタッフに聞けば解決することがほとんどだった。
信頼関係があれば、自分からそれを聞くことができたかもしれない、相手から話してもらえたかもしれない。
そして今までみたいに、コミュニケーションがストレスにならなかったんじゃないか、もっとよい意見や改善案が聞けたんじゃないかって後悔した。
今までは弱い自分だった。
でも僕は明日を変えたいって思う。
職場のコミュニケーションの壁をぶち壊したいって思う。
僕のようなことで悩まず、コミュニケーションの壁をぶち壊して、
1人でも多くの人に気持ちよく働いてもらいたいと願う。
弱い自分だから、自分の意思で、行動して変えていくんだ。
有るを尽くす