片付けがニガテな人へ〜断捨離のススメ〜
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これは、僕が断捨離をして捨てた服の数です。
僕は6年間住んだ汚部屋から、
卒業しました。
そして、今、キレイな部屋で、
朝ドタバタ服を探すことなく、
余裕を持って出社できています。
しかし、汚部屋を卒業するまでは大変でした。
僕の部屋のBefore•After
Before
After
僕の悪い癖
『仕方ないよね。』
『後でやろう。』
これは、以前の僕の口癖でした。
そして、いつもやるべきことを先延ばしにして、やらなくてもいいこと、ムダな時間を過ごす自分がいました。
実は、福岡での学生時代にも断捨離をしよう!と決意していました。
そして、部屋を片付ける時は、1日1コゴミを捨てるということを自分ルールにしました。
しかし、僕と同じように、
キレイな部屋で暮らしたい、片付けたいという人に声を大にして言いたいのは
1日1コゴミを捨てても、
いつまでたっても部屋はキレイにはなりません。
絶対に。
これは、汚部屋を経験し、片付けられない僕だから言えることではありません。
キレイな部屋に住みたい、でも、
現実は汚い部屋に住んでいる、
皆さんに言えることなのです。
汚部屋ヒストリー
〜こうして、汚くなってゆく〜
1日1コゴミを捨てている時、
僕は、部屋を片付けている気分になっていました。
そして、だんだんゴミが散らかってゆきます。
その時僕は、
『普通にやれば、大丈夫。』
『なんとかなるだろう。』
と思っていました。しかし、ゴミは雪だるま式に増えていきます。
次第に
ゴミを捨てる数<ゴミが散らかる数
となります。
さらに、服(特にスーツの場合)だと、
最初のうちは、元ある場所になおしていきますが、次第に部屋のどこかにおく、
テキトーな、見えない場所にしまうことが多くなりました。
今振り返ると、完全に
『片付けた自分エラいな。』
という錯覚、気分になっていました。
しかし、部屋はさらに汚くなり、
手がつけられない状態になってしまいました。
汚部屋に母が来る
『どないしよ…。』
そう思っていた矢先、母から電話がきます。
『今度の休日に福岡に来るから。』
実家の長崎から福岡に母が来ることで僕は焦ります。
『こんな部屋見せれん!』
と思い、片付けを始めようとします。
ですが、
『どこから手をつけていいか、わからない』
状態だったんです。
そして、いつものパターンに陥ります。
『仕方ないよね。』
『後でやろう。』
そして、何も手付かずのまま、母が福岡にやってきました。
そして僕は、
母に片付けをやらせました。
部屋は別人のように、キレイになります。しかし、その後、再び僕は部屋を散らかしてしまいます。
結局、
僕の生活は何も変わっていませんでした。
過去の失敗から何も学ばず、全く成長していませんでした。
母に汚部屋のことは絶対に言えなくなる。
母が片付けてくれて、キレイになった部屋が前よりもさらに汚くなってしまった…。
そんなことは、口が滑っても言うことはできません。(当たり前ですが)
しかし、僕は片付けられない人間となっていました。
片付けられない人の無限ループ
僕の体験した片付けられない人の心理状態と、
考え方をデジモンに例えてみたいと思います。
①成長期:アグモン
状態:ゴミが少し散らかっている
思考;『まだいけんな。』
②成熟期;グレイモン
状態:まぁまぁキレイ
現象:服が散乱している、靴下がかたっぽしかない
思考:『頑張れば、取り返せるかな。』
③完全体:メタルグレイモン
状態:汚部屋
現象:包丁がどこにあるかわからない,チャリのカギを30分以上探す,身体が痒くなる。
思考:『ゴミなんてない!』『ガンガン散らかそう!』
完全体状態になると取り返しがつかなくなります。
そして、可笑しな考えになってしまうんです。
片付けられない自分が確かに存在するんですが、それを受け入れることができない自分もまた、存在するんですよね。
『ヤバい、片付けないと…』
『どうでもえぇわ!もっと散らかそ!』
『ヤバい、片付けないと…』
『どうでもえぇわ!もっと散らかそ!』
という無限ループに陥ってしまうのです。
母に片付けてもらっても自分がダメになるだけ
そして、僕は大学を卒業し、
福岡から東京に出てきました。
あっと言う間に、汚い部屋になります。
しかし、大学時代とは違い、母は東京まで頻繁にはこれません。僕は社会人になりました。
その時初めて、
あゝ自立しないとな
と思ったんです。
そんなダメダメな自分を助けてくれたのは一冊の本でした。
断捨離をした結果、僕は生まれ変わりました。
僕が散らかした部屋は、
僕自身の力で片付けないといけない
と思ったんです。
自分自身で、苦しんで片付けて、
母がどれだけ大変な思いをして片付けてくれたのかを
自分は知る必要がありました。
あえて、自分でやるということ。
〜断捨離から学んだ教訓〜
僕が母に片付けをやって貰った時のように、誰かの力を借りて、沢山のお金を払うことで、僕の六畳の部屋はスグにキレイになります。
でも、きっとスグに汚い部屋になるでしょう。
全部自分でや背負うことで、やりきることで、
その大変さ、キツさがわかるようになります。
そして、
自分の失敗の解決は全部自分でやれ!
ということことをみなさんに伝えたいです。
片付けをやるんであれば、全部自分やりましょう。
片付けられない自分の心はゲスでした。
心にホコリがかかっていました。
そのことで、ムダな時間や、やらなくてもいいことに手を出していました。
周りに迷惑かけていた、ことにすら気づきませんでした。
本当に大切なものは何かを見失っていました。
でも、断捨離をすることで、
たった一冊の本と出会うことで、
自分の人生を、自分で動かせた実感がわきました。
だからこそ、皆さんにも断捨離に取り組んでほしい。
これからも、僕は断捨離で人生を変えたいと思います。
有るを尽くす
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