仕事がつまらないと感じた時の自分へ
デカい仕事がしたい。
多くの人に夢を与える華々しい仕事がしたい。
そんな夢を描いていた自分に与えられた最初の仕事は数字や、住所に相違がないか、登録したデータに間違いがないかを確認するダブルチェックだった。
次に与えられた仕事は、サボっている人がいるかどうかの監視だった。
普通に業務をこなせば、達成できるノルマしか掲げられていない。そうなると、サボる人がでてくる。そのサボる人がサボっていないか、いかにしてサボらせないか、を監視することが次に与えられた仕事だった。
地味な仕事だった。呆れるくらいクソみたいな仕事だった。つまらない人たちとつまらない話しかできず、ただただ辛かった。
業務は日常的、ただルーティーンをこなせば、問題なく仕事はおわる。
そうすると、自分の悪いクセがでる。集中力が切れて、ケアレスミスをする。
普通にやれば、30分もあれば出来る仕事が1時間かかってしまう。
仕事が嫌になった。考えることもなくなってしまった。業務のことを熱く語る人がいても、5分後には忘れていた。
”自分との約束を守る”
そんなだったから、
このままじゃ、ヤバイ、と常に危機感を持って仕事に向き合うことができた。
ダブルチェックを欠かさずすること、作業効率を少しでも高めること、困っていることがないか?常に周りを見渡すこと、時間を守ること…etc
自分が行う仕事は誰でも出来る簡単な仕事だ。手を抜いても、業務に支障がでるようなことはほとんどないだろう。
でも、その仕事を誰ががしなくちゃいけないものだと気づけた。
仮に自分が手を抜いた作業でミスがおきると、上司に余計な仕事を与えてしまったり、お客さんに良いサービスが届くスピードが遅くなってしまう。
そうやって、1秒仕事が遅くなると、1秒、もしくはその倍の労力が必要になる。
そういう風に考えると、自分との約束を守ることを徹底するようになった。つまらない作業を意味のある作業に変えることができた。
そうすると、次の課題も出てきた。あの上司に認められたい…、この仕事をできるようになりたい、この数字が達成できない原因ってなんだろう?みたいな感じで。
そして、周りの人に感謝できるようになった。地味な作業を忙しいなかやることは、ホントに労力がいることに、自分の体験を通して気づけたからだと思う。
”退屈な作業をいかにして楽しむか、いかにして自分の糧にするか”
仕事が降りてこない、やりたい仕事ができない、そもそも仕事がつまらない…
甘えるな、自分。
そんな気持ちで仕事をしても、何時迄も仕事は落ちてこないし、やりたい仕事もできないんだ。
だから、この職場で自分は認めてもらうしかないんだ。
認めてもらうことで、次の仕事が生まれるんだ、
この言葉を呪文のように、今唱えています。
自分が設定した目標を達成するには、あまりにも道のりは遠すぎる。多分今の職場にいても、実現はできないでしょう。
でも、自分はこの職場で良かったと思ってる。
このつまらない仕事をいつまでもすることよりも、キツイことはないと思うから。退屈な仕事を楽しめないと、どこで仕事しても一緒だと思うから。
そして、今にみてろよ、と思う。
人生には逆転があるから面白い。
弱い者が強い者を倒す、
giant&killingを自分の中で起こせ。
有るを尽くす